センスよし!ネクタイのおすすめブランド5選

 

背広 太郎
この前オーダーでスーツ作ったんだけど、何のネクタイ合わせれば一番かっこいいかな。
背広 次郎
ネクタイのブランドってあんまり知らないな。みんな百貨店とかでハイブランドのもの買ってるイメージ。

 

ネクタイは身体の中心に身に着け、顔に近い首元に結び目がくるアイテムであるため視線が集まりやすく、装い全体における印象が極めて大きいアイテムです。
まずは、いくら上質なスーツを着ても、ネクタイに手を抜いたりアンバランスだったりすると、結果的に全体として美しく見えないことをぜひ知っていただければと思います。
逆にいうと、安価なスーツであっても身体に合っていれば、ネクタイをこの記事でご紹介するおすすめブランドから適切な色柄を選んで合わせると、装い全体の上質な印象がグッと上がります。
今回は、そんなおすすめのネクタイブランドを5つに絞ってご紹介します。

 

おすすめしないネクタイの買い方

ネクタイを買うとき、この記事をお読みの方はどこで、どのような基準で選ばれていますでしょうか。
ネットやフリマで買う方、好きなブランドの店舗で買う方、スーツを購入した店舗で一緒に買う方など多様だと思いますが、その中でもお勧めしない買い方を最初にご紹介させていただきます。

1.知っているハイブランドのものを買う

これは必ずしもすべてのハイブランドに当てはまるわけではありませんが、紳士ドレススタイルにルーツがない多くのブランドにおいて以下のようなデメリットが往々にしてあります。
  • ネクタイ単品でおしゃれに見えても、色柄が独特または強すぎてスーツに合わせにくい
  • きれいにディンプルが作りにくいネクタイの構造になっている
  • ネクタイの仕立ての割に価格が高すぎる

ペラペラ、薄すぎる、細すぎる、結びにくい、使っているうちにどんどん伸びていく、デザイン性が強すぎて合わせにくい、こうした経験はハイブランドのネクタイを一度でも買われたことがある方はご経験されているかもしれません。こうしたブランドが得意なのは「高く売れる洋服の唯一無二のデザイン」であり、「長く使える仕立てのいいネクタイを作る」ことではないことに注意が必要です。

ネクタイはネクタイ専門ブランドのものを、が基本です。

 

2.ネクタイのみのおしゃれさで購入を決める

これは多くの方に当てはまることかもしれません。筆者もこの買い方で失敗したことが何度もあります。

おしゃれだと思って買っても、帰宅してスーツに合わせてみるとどれにも合わないので結局使わないままずっとタンスの中、または新品のままネットオークション行きといった具合です。

これを防ぐためにも、最もいいネクタイの買い方は、合わせたいスーツを着ていく、もしくは写真を持参することです。

そして店舗で選ぶ場合は自分の感覚のみで選ばず、店舗スタッフの方に相談しながら、できれば写真に近い現物のスーツを用意してもらって合わせながら確認して購入を決められるとベストです。

 

これらを踏まえ、いよいよおすすめのネクタイブランドをご紹介していきます。

 

TIE YOUR TIE / タイ ユア タイ

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

TIE YOUR TIE(@tieyourtie)がシェアした投稿

ネクタイブランドを語るうえで必ずといっていいほど最初に出てくるのがこちらの「タイ・ユア・タイ」。

フィレンツェの名店として知られるタイ・ユア・タイは、創業者のフランコ・ミヌッチ氏という業界の超有名人の確かな感性を通して作り上げられる上質なラインナップが並びます。全て昔ながらの手法によりフィレンツェの職人によって折られるうえ、トレンドに左右されない独自の素材を多く用いることが最大の魅力として、ファッション大国イタリアの洋服業界人にも一目置かれる存在です。

セッテピエゲ(7つ折り)のネクタイが代表格で、スカーフのようなふわっとした独特の風合いが素敵で、ハマると他のネクタイを選ばなくなるかもしれません。イタリアっぽいニュアンスが強くなりますが、フィレンツェの代表的なスーツはイタリアの中では比較的構築的なため、日本で着用する上ではブリティッシュスーツとの相性も決して悪くありません。

 

価格帯3~4万円
店舗テンポラリーストア:東京都港区元麻布 / その他:オンラインや百貨店等での取り扱い
JAPAN 公式ホームページhttps://www.tieyourtie.com/
JAPAN 公式オンラインストアhttps://tieyourtie.official.ec/

 

Atto Vannucci / アット ヴァンヌッチ

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

Atto Vannucci(@attovannucci)がシェアした投稿

アットヴァンヌッチも前述のタイ・ユア・タイ同様にセッテピエゲ(7つ折り)が代表的で、両ブランドは雰囲気がとても似ています。というのも、アットヴァンヌッチを生産する工房を運営するフィレンツェのSEVEN FOLD社の代表は日本人の加賀健二氏という方で、タイ・ユア・タイの日本法人の元代表なのです。

日本では入手のしやすさからか、タイ・ユア・タイよりもこちらのアットヴァンヌッチを身に着ける方の方が多い印象です。

一つ一つ、手縫いの温かみを感じる仕上がりですので、セレクトショップなどで見つけた場合はぜひ触れて試してみてください。

 

価格帯3~4万円
店舗 オンラインやセレクトショップ、百貨店等での取り扱い

 

FRANCO BASSI / フランコ バッシ

 

続いてご紹介するのがこれまたイタリアはコモという地方で設立されたフランコバッシです。こちらのブランドの良さはとにかく種類が豊富で、色柄が素晴らしいところです。また前述の2ブランドと比較して価格がお手頃なのも嬉しい点です。

生地のほとんどがシルクの産地として知られるイタリア・コモで生産されています(その他は英国産、スコットランド産など)。イタリア産の生地がなぜいいのかと思う方もいらっしゃると思いますが、色味の表現、またその洒落感が圧倒的なのです。この部分は残念ながら、日本で生産される生地と比べるとかなりの差があり、現状ではこのレベルの色味の表現を国内(または隣国)生産の生地で見たことがありません。

また一見派手に見える色柄のネクタイでも、一定の色柄範囲内のスーツに合わせると綺麗にマッチしてくれます。このあたりも、さすがネクタイブランドと言わざるを得ません。

 

価格帯1.5~2.5万円
店舗オンラインやセレクトショップ、百貨店等での取り扱い

 

E.Marinella Napoli / マリネッラ ナポリ

 

20世紀初頭の紳士服店としての創業から100年以上続くイタリア・ナポリのネクタイブランド、マリネッラです。このブランドは自らを「“ピュア・ナポリ”と“ベリー・ブリティッシュ”テイストの融合」と表現している通り、生地やディテール・仕立てにイタリア的洒落感を残しながら、王室や政治家などが着用しているようなしっかり感もどこかに感じます。もしかしたら、英国王室やイタリアの政治家にネクタイを収めてきた歴史がそう感じさせているのかもしれません。

このブランドはスタイルや場面を選ばないという点で最もお勧めです。色柄、デザイン、仕立て、生地のクオリティなどはもちろん言うまでもなく最高です。

結婚式用の一本、お仕事で大事な場面で使う用の一本など、まずは一本持っておくと気分が上がる。そんな力を持っているネクタイブランドだと思います。

 

価格帯3~4万円
店舗マリネッラ ナポリ 東京ミッドタウン / マリネッラ ナポリ 丸の内
JAPAN 公式ホームページhttps://www.marinellatokyo.jp/
JAPAN 公式オンラインストアhttps://floens.jp/brand/emarinella

 

TOMORROWLAND / トゥモローランド オリジナル

 

最後は番外編に近いですが、トゥモローランドのオリジナル(同社が企画・デザイン・販売を一貫して行っているもの)をご紹介します。

トゥモローランドは他のセレクトショップと少し異なり、東京・自由が丘にてニットづくりから始まった会社です。そのためドレス・カジュアルともにモノづくりに対する真摯な姿勢が貫かれており、オリジナルネクタイ一つをとっても、ネクタイ仕立ての技術者が集まるイタリアの工房にてゼロから作られているものもあります。まさに、ネクタイブランド顔負けの製品といえるでしょう。

その他にも仕立てに応じて様々な価格帯がありますので、ぜひ一度店舗に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

店舗で迷われたら、渋谷本店が常に多くのラインナップが揃っており、おすすめです。

 

価格帯1.3~4万円
店舗渋谷本店:東京都渋谷区渋谷 / その他:公式オンラインでの取り扱い
公式ホームページhttps://tomorrowland.co.jp/
メンズ 公式オンラインストアhttps://store.tomorrowland.co.jp/men

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。意外と初耳のブランドもあったのではないでしょうか。
今回はネクタイでおすすめのブランドを5つに絞ってご紹介させていただきました。
ご自身での購入の際だけでなく、お知り合いの記念日などにネクタイをプレゼントする際にも、ぜひ参考にしてくださいね。
その際は「ネクタイはネクタイ専門のブランドを」が基本です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
最新情報をチェックしよう!